彩ノ王(さいのおう)
自然実生。檜葉中型葉で緑色の地合に夏季には白黄色の曙斑がはいる。秋の紅葉は赤黄色。
平成29年登録 群馬県伊勢崎市 阿久澤 美憂
栄獅子(さかえじし)
葉丈が良くのびて下垂し、萌黄色で白黄色の曙中斑を現す。紅色に紅葉する。
昭和46年登録 栃木県宇都宮市 坂井 義三郎
幸ノ華(さちのはな)
やや荒めな檜葉系大型葉の平葉性。下垂性で下葉の巻き込みもみられる。夏には白黄色の曙斑が現れる。赤橙色の紅葉に染まる。
平成28年登録 滋賀県米原市 山田 義憲
紫雲城(しうんじょう)
檜葉系で細く荒い。濃緑地に紫茶斑が入る。初夏から葉先は黄金色になり、曙金斑を現す。秋が深まるにつれて紫茶が色濃くなり見事である。
平成元年登録 茨城県水戸市 小泉 徳次郎
四海明暉(しかいめいき)
濃緑色に近い中立葉で、分岐は荒く『一天四海」に比べて太めである。黄の刷毛込み斑と散り斑をまじえる。時には伊達斑を現す。紅葉は斑の部分に紅をほんのりのせ、淡緑色の部分はやや濃緑色になる。
昭和22年登録 金龍會発表(東京)
紫玉(しぎょく)
小葉で葉重ね厚く丸型に密茂する。地色は濃緑で、盛夏から葉全体が艶紫色に、秋には一層強くなる。
昭和61年登録 茨城県千代田村 香取 清弥
雫乃輝(しずくのかがやき)
黄豊冠の変異種。萌黄色の中型種。立葉で葉重ねが良い。晩夏より紅葉が始まり秋には虎斑または全体的に濃赤色になる。
年登録 平成29年 福島県南相馬市 村松 保一
紫金襴(しきんらん)
中立葉性で大葉。春から金砂子がにぎやかに現れる。夏にいったん緑がちになるが、葉先から金斑が現れはじめ、盛夏以後は葉のなかば以上に金斑を染める。紫色に紅葉する。
昭和12年登録 東洋巻柏會発表(東京)
紫峰乃光(しほうのひかり)
都紅の変化種。濃緑色全葉に紫(墨)が入り、夏には葉先が白黄色になる。葉先からオレンジ色に紅葉する。
平成10年登録 岐阜県可児市 野村 敦美
寿宝殿(じゅほうでん)
自然実生発芽種で檜葉系中型葉の平葉性、葉は硬く葉組の粗い枝葉に葉先が下がり巻き込みも見られる。葉色は黄緑色の地合に砂子斑が入り白黄色の日照斑が現れ、夏から秋には黄金色に輝き、秋は紅茶色に染まる。
日照・強日
肥料・普通
申請者 愛知県一宮市 平松 英明
昭和ノ華(しょうわのはな)
金華山の細葉品種。昭和46年に小紋錦として再登録。
昭和25年第2号銘鑑に初めて掲載、昭和30年の第4号銘鑑に掲載その後姿を消す。
日照
年登録
蜀光錦(しょっこうにしき)
平葉性でやわらかさを感じる大葉。葉組はやや荒い。地合いは濃緑で濃淡の黄の刷毛込み斑を葉の半分から先に現す。秋には黄の部分は赤く紅葉する。
白綾(しろあや)
中立葉で大葉。枝組はやや荒い。濃緑色のつやのある葉先に、純白の斑を緑に、少々の砂子斑を葉の中央にちりばめる。葉肉の厚い感じは緑につやがあるため。白斑は秋に薄紫色、緑の部分は暗紫色に染まる。
神鏡(しんきょう)
鏡獅子の変化種で、平葉性で大葉。ウロコは荒い。夏から緑色の地合いが白黄色の曙斑を深め、秋には紅金色に染まる。
新生錦(しんせいにしき)
中立葉性で大葉。緑の濃い葉だが、夏の頃から緑色がやや淡くなり、のちに紫色を含んだ色合いに変わる。秋が深まるにつれて茶褐色の斑に変わる。
昭和30年登録 埼玉県川口市 富田 新太郎
神龍(しんりゅう)
龍登の変化種で、立葉性でウロコがごく荒い。濃緑色に金砂子斑で、曙斑を現し、のちに中斑になる。赤銅色に紅葉する。
昭和30年登録 東京都 梶山 一直
瑞光錦(ずいこうにしき)
やや葉幅のある中立葉性。早めに大きな鉢に植え替えると良い。少し抱えて、白黄色の大小さまざまの散斑を現す。芯が全体に黄斑となったものは芯止まりになる。紅葉は斑に薄く掛かる。
昭和22年登録 茨城県水戸市 天神山木楽園発表
瑞泉(ずいせん)
墨染錦の変化種で平葉性。黄色が強く、ところどころに墨をまじる。秋には更に墨が濃くなる。
平成元年登録 滋賀県山東町 山田 義孝
水府錦(すいふにしき)
中立葉性で葉幅が広い。浅緑色で、初夏の頃から葉先にまだらな白黄色斑を現し、地合いの緑がやや淡くなる。秋近くに斑は消える。秋には黄色を刷った紅葉になる。
昭和22年登録 茨城県水戸市 天神山木楽園発表
墨獅子(すみじし)
墨染錦の石化性で葉丈はとくに短く芽数が多い。初夏から紅褐色の斑を現しはじめ、秋には一段と色彩を強める。
昭和50年登録 茨城県水戸市 天神山分園発表
墨染錦(すみぞめにしき)
細い立葉性で、葉先に爪を抱える。姫性で分けつ活動が盛んな品種。濃緑色。夏ごろから葉元に近い部分から紫に近い茶色を染め始める。秋には葉先を残すくらいにまで染まる。
昭和6年登録 巻柏會発表(東京)
墨流(すみながし)
細長い大葉で、緑色にやや黒をさした色合い。葉行きの良い姿で、やわらか味を感じる斑である。夏ころから茶褐色の中斑を現しはじめ、秋には7~8分まで染まる。新葉よりも古葉にとくに特徴の斑を持つ。
昭和12年登録 東洋巻柏會発表(東京)
守門龍(すもんりゅう)
臥龍の変化種。生長しても立葉性にならず、全葉が黄金色になる。秋には見事な紅葉に染まる。
昭和63年登録 静岡県浜松市 大野木 義次
駿河獅子(するがじし)
極立葉性でウロコが荒くよれ上がり、草丈はそう大きくならない。淡緑色で、少し金砂子を現したり、白無地葉がでることもある。夏以降は少し葉全体に黄味を帯びる。秋はそれがやや深まる。
昭和30年登録 静岡県富士宮市 若林 茂
駿河錦(するがにしき)
金鈴の変化種で、平葉性の小葉。春先から黄緑色を現し、中木以上には金色の長い爪を出し、紫紅色に紅葉する。
昭和62年登録 静岡県富士宮市 市川 又彦
青玉龍(せいぎょくりゅう)
大葉で分岐の少ない枝組ながら、茂りはよく丸みを帯びる。葉肉のある濃緑色。
昭和50年登録 栃木県宇都宮市 竹田 竹五郎
青龍(せいりゅう)
平葉性の龍葉で一色の葉が長く出る。秋には緑を深める。
聖嵐(せいらん)
肥料 普通
申請者 茨城県久慈郡大子町 齋藤 精二
宣妙(せんみょう)
白牡丹の変化種(矮化)平葉性・小葉・葉詰まり、中曙斑を有する濃緑色である。初夏より葉先から白色の曙斑が現れて後に砂子斑になる。秋には砂子斑が橙色に紅葉する。
日照 中日
肥料 普通
申請者 福島県南相馬市 佐藤 宣昭
双龍(そうりゅう)
金龍の変化種。肉も幅もある龍葉の葉先は2~5に割れる。羅紗地の濃緑地に葉先から金砂斑を現し、夏には中間まで入る。紅葉はしぶい紅色
昭和43年登録 栃木県宇都宮市 福田 快治